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そして、涙を流しながら、桜田に訴えた。
「知ってたなら、アキを助けてよ。
アキがどんな辛い思いで会社に来てるか。
どれだけ苦しいのか、課長に分かりますか。
アキは課長の事が好きだから、必死にこらえてるんですよ。
周りに何を言われても、冷たい目で見られても、一人で必死に戦ってるんですよ。
課長はアキの上司だったんでしょ。
上司なら、部下の事を守って下さい。
課長はそんなに出世が大事ですか。
アキよりも出世が大事なんですか」
ゆいは勢いに任せて、課長に怒鳴っていた。
「高梨さんの言う通りです。
上司として、部下を守れないなんて最低です
星川さんが社長に言われた事で、辛い思いをしている事も僕の責任です。
でも、僕は必ず星川さんを守ります。
例え、会社を去る事になっても」
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