第二話 自分の姿

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顔には出さないが、ゆいの事が気になって仕方がなかった。 アキは仕事が終わってから、すぐゆいに電話をした。 だが、ゆいは仕事中なのか電話には出ない。 『ゆい…、まだ仕事してるのかな』 ゆいが自分のために、言ってくれた言葉…。 アキはゆいにメールをした。 『ゆい、仕事終わったら逢えないかな。 安らぎで待ってるから』 アキはメールをして、安らぎに向かった。 安らぎに来るのは久しぶりだった。 一志と別れて以来、来ていなかった。 安らぎの前で、アキは一志を思い出していた かつて、一志はこの安らぎで働いていた。 その頃は、良く来ていた。 一志が居なくなって、この安らぎも遠くなってしまった気がしていた。 もう来るつもりもなかった…。
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