110人が本棚に入れています
本棚に追加
顔には出さないが、ゆいの事が気になって仕方がなかった。
アキは仕事が終わってから、すぐゆいに電話をした。
だが、ゆいは仕事中なのか電話には出ない。
『ゆい…、まだ仕事してるのかな』
ゆいが自分のために、言ってくれた言葉…。
アキはゆいにメールをした。
『ゆい、仕事終わったら逢えないかな。
安らぎで待ってるから』
アキはメールをして、安らぎに向かった。
安らぎに来るのは久しぶりだった。
一志と別れて以来、来ていなかった。
安らぎの前で、アキは一志を思い出していた
かつて、一志はこの安らぎで働いていた。
その頃は、良く来ていた。
一志が居なくなって、この安らぎも遠くなってしまった気がしていた。
もう来るつもりもなかった…。
最初のコメントを投稿しよう!