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『ゆい…、もし話したら、あの人が苦しむだけだよ。
あの人は、出世のためにたくさんのものを犠牲にして来た。
私のために、出世を捨てる様な事だけはしてほしくないの。
それでなくても、今は会社で立場が悪いと思うし、あの人も苦しいんだと思う。
私ね…、今度のプロジェクトが終わったら、会社辞めようと思ってる。
これが、一番いい方法だと思うから』
「アキ…、アキが身を引くって言うの。
確かに会社に居るのは辛いと思うけど、アキが辞めなくてもいんじゃない。
私は納得出来ない、絶対におかしい」
ゆいはプンプンと怒り始めた。
いきなり、お酒が進み、料理を食べながら、怒りをぶちまけ始めた。
完璧に絡み酒になっていた。
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