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「出世がなにさ!
好きな女一人守れない男が、出世したって上手く行く訳ないでしょ。
男は、何があっても好きな女を守るもんでし
ょうよ。
それが出来なくて、何が出世だ!何が将来は社長だ!でしょ、大将!」
「ゆいちゃん、もう酔っ払っちゃったんだ」
と大将がポツリと言うと、ゆいはこの調子です。
「お酒呑んだら酔っ払うでしょうが。
アキ、課長とかけおちでもしちゃいなよ。
あの男は、男として頼りないんだよ。
アキが引っ張って行かないと、一志さんの思いが無駄になるよ。
アキと課長が幸せにならないと、一志さんが可哀想だよ…」
”その通りかも知れない…。
一志の思いを無駄にしてはいけない…”
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