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第1章
勇者は長い戦いの末、
ついに魔王の元にたどり着いた。
「この戦いで死んでいった仲間たちの仇だ!」
「勇者よ何を言ってるんだ、
おまえの方が沢山私の部下を殺したではないか」
「それはおまえら魔族が罪もない人々を苦しめてきたからだ!」
「おまえだって自分の経験値上げるために、
罪もないモンスター達を苦しめて来たはないか、
そもそも人間の方が我々魔族よりも他の生き物を苦しめているぞ?」
「うるさいぞ魔物は倒されるべきだし人間は万物の霊長だ!」
「ほう勇者よ、つまりおまえら人間はこの世界を支配して言いと?
魔族は滅ぼすべきと?
では立場が違うだけで敵を倒そうとしてる私とおまえは一緒ではないか」
「そんな!一緒だなんて嘘だああぁぁぁぁ!!」
こうして勇者は精神的ダメージでやられてしまった。
「魔王様!また勇者を倒しましたね!」
「ははは照れるではないか参謀よ、
勇者は色んなアイテムを持ってて強いが所詮は若造。
戦うなら直接攻撃するより心を叩き折った方が利口だよ」
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