最終選考作品講評

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【入賞】蚊<モスキートウ・プレグナンシー> (著:夏也園子) アイデアはとても良かった。ただ、お父さんと、お父さんの昔の恋人という小さな範囲でストーリーができてしまっているのは残念。 特に最後は、もう少しひねりが欲しかった。 この設定はいくらでも広げられるので、例えば神の子が産まれるかもしれない、のような神話の世界へもっていくことも出来るし モスキートで妊娠の可能性があるという話ならば、世界に何万人かは蚊によって産まれた新人類が産まれている、という切り口を使うこともできる。 ただ父親の話だけで済んでしまうというのは勿体無い。 あと、“蚊によって妊娠する2”、という設定に、嘘で良いからもう少し科学的な理屈付けが欲しい。
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