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二人はこちらには
気付いていない模様。
ーーーコレは。
気にならない訳がない。
オレは仕事中にも関わらず
コソッとカフェの店内に
足を踏み入れて。
暁臣とカヨに気付かれないように
ガラスの仕切りがある
隣の席へと陣取って。
この席が上手く空いてて
マジ、良かった。
お冷を持ってきた店員に
アメリカンを注文し
オレは聞き耳を立てた。
「あ、あの…
突然、お誘いして…
申し訳ありません。」
カヨの声が聞こえて
表情は分からないが
相当、緊張している模様。
大学に行ってから
暁臣を捕まえたのか?
「…それで、お話とは?」
暁臣のいつも通りの
どこか冷めた
ーーー低い声。
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