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「あ、あの…その…
私…橋口カヨと言います…
あの…橋口武司の…妹…です…」
緊張からか語尾が
小さくなってるカヨ。
「はい、存じています。」
カチャ、っとカップの音がして
暁臣がコーヒーカップを
口に運びながら
淡々と話している模様で。
「え?知って…?」
「以前、武司と一緒にいたのは
覚えてますから。」
あぁ…。
あのカヨの元カレとの
修羅場の時か。
って、あの時は
一瞬、顔を見た程度の事で
話したりもしてねーのに
カヨの事を覚えてたのか?
暁臣、記憶力いいな…
さすが、だよな。
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