第五章 ~ 悪魔の優しさ ~

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だが、暁臣はそんなに 甘くない事を忘れていた。 「愛とか恋とか 糞みてーな幻想じみた事を 俺になすり付けんな。 そういう事を求めるんなら もっと人間的に マトモな奴に縋るんだな…」 淡々として感情なんて 籠もっていない低い声。 男女間の愛情というモノを ここまで否定して拒絶する… 率直に… ーーー同情した。 ・
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