第六章 ~妹の幸せ ~

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兄貴としては… チョットばかり悲しくもあるが 恋をすれば、『近付きたい』 その想いだけで行動するんだ。 ーーー人間ってのは。 でも、あれから カヨも暁臣の事を 吹っ切るように 大学での授業に精を出して。 今は小さい頃から 夢だったという 『小学校の先生』になり 毎日、必死に教職を 勤めているらしい。 少子化が進む世の中で 教員免許を取っても 教職には就けない時代。 それでも努力して 夢を叶えたのだから 純粋に良かった、と喜んだ。 ・
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