第六章 ~妹の幸せ ~

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「…今まで、女から告られたり 迫られたりしてたから 自分を想ってない相手に 興味が湧いたのかもな…」 オレが口を開くと 廉太郎は目を見開いて。 「そうかもしれないけど… そうでもないのかも…」 廉太郎が悩むように 顎に手を当てて。 「そうでもない?」 「だって… 女性が誰も彼も、オミさんに 惹かれる訳じゃないでしょう? 今までだって、オミさんに 恋心を抱かずにいた女性だって それなりにはいたでしょうし。 もし、自分に好意が無い女性に 惹かれるって言うのなら もう既に、オミさんは 誰かに惹かれていても おかしくはないでしょう?」 ・
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