第六章 ~妹の幸せ ~

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暁臣が言ってた 『マトモな人間』 カヨはそういう男を 見つけたんだと思う。 「ある意味、お前のお陰かな。」 オレはビールのコップを 暁臣に差し出して。 暁臣は空のコップを カツン、と合わせた。 「そりゃ、良かったな。 オメデトウ。」 無愛想な言い方だったけど 暁臣は小さく息を吐き オレにフッと笑った。 ・
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