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それから、電車に乗り
駅から実家へと
足を伸ばして。
傘なんか役に立たない程に
雨に打ち付けられて。
視界も悪い。
やっとの事で
実家の目の前の
反対車線まで来て。
横断歩道、遠いんだよなぁ…。
そう思いながら
左右を確認していると。
「お兄ちゃーん!!」
実家の一軒家の玄関から
傘を差したカヨが出てきた。
笑顔で叫ばれてから
意外と元気だな…って
オレは安心して。
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