第七章 ~ 妹の声 ~

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「待ってろよ!! すぐ渡っていくから!!」 雨の中、カヨに届くように オレは声を上げたのに… カヨは足を動かして こちらに渡ろうとして… 車が途切れてたのは 分かってた。 ーーーその時。 実家の塀の隣の細道。 その角から出てきたのは 一台のバイク… 反射的に止まったカヨに そのバイクは ーーー真っ直ぐに… 「っ…カヨっっ…!!」 ・
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