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「待ってろよ!!
すぐ渡っていくから!!」
雨の中、カヨに届くように
オレは声を上げたのに…
カヨは足を動かして
こちらに渡ろうとして…
車が途切れてたのは
分かってた。
ーーーその時。
実家の塀の隣の細道。
その角から出てきたのは
一台のバイク…
反射的に止まったカヨに
そのバイクは
ーーー真っ直ぐに…
「っ…カヨっっ…!!」
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