第七章 ~ 妹の声 ~

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オレは薬学部にいたんだ。 その方面の知識は素人よりは 持ってるつもりで… 家族全員、今まで カヨのアレルギーの事は 気に掛けてきたんだ。 間違えば、どんな症状が出るかは ちゃんと知ってる… 「何の薬を…投与したんだ…」 俺が発した言葉に その医師は眉を寄せて。 「何を仰ってるんです… 私は適切な処置を…」 「こいつは…妹は… 薬でアレルギー出た事あるって ちゃんと教えといたろ!! 聞いてねーのかよ!? なんで、こんな悪化してんだよ!!」 カヨの今の状態は… アナフィラキシーの… ショック状態…じゃないのか? ・
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