第七章 ~ 妹の声 ~

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救急車の中で オレが伝えた事は… カヨが薬品にアレルギーを 持っていた事は… 搬送する病院には ちゃんと救急隊員が 伝えてくれてる筈だ。 叫ぶオレの言葉に お袋も親父も目を見開いて。 医師は訝しげに オレから目を反らして 看護師から渡された カヨの症状を記した 送り状を見つめて… 「…とにかく。 私は適切な処置をしてます。 素人が勝手な事を 言わないで頂きたい。」 「っ…言われたくねーのなら どうにかしろ!! 妹を早く助けろよ!!」 オレが叫んだ刹那… ・
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