第七章 ~ 妹の声 ~

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オレの怒号に室内にいた 看護師たちは戸惑うような 焦ったような顔をして… その医師は咳払いをして 溜息を吐いた。 「妙な言いががりは 止めてください。 多少、薬品の知識があっても 医学的な見解まで あなたに理解出来はしません。 私は適切な処置をして 手を尽くしました。」 そう淡々と言い放って 医師は室内を出ようとして… 「っおい、待てよ!! てめぇ…」 勢い良く追いかけて 掴みかかろうとした時。 「っ母さん?母さん!?」 ・
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