第八章 ~ 孤独な闘い ~

11/19

5959人が本棚に入れています
本棚に追加
/225ページ
嗚咽を堪えながら 拳を握り締めて 涙を零す親父 ーーー悔しい その怒りも哀しみも 手に取るように分かった 沸き上がる怒り そして… ーーー憎しみ 「…こっちが被害者だろ… あいつらっ…馬鹿にしやがって!!」 オレは叫んでから 紙袋を投げ捨てた 藤堂総合病院が そんな風に脅してくるのなら オレ達だって 出る所に出る覚悟だ オレは拳を握り締めて 親父の背中に告げた 「オレ、明日… 弁護士んトコ行ってくる」 ・
/225ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5959人が本棚に入れています
本棚に追加