第二章 ~ 冷酷な悪魔 ~

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リサちゃんもモテるけど 遊び慣れてる風じゃないし 必死に誘ったんだろうに。 「うわぁー。カワイソ。」 オレは思わず そう口から発していて。 それにより二人の視線が 隠れていたオレに集中した。 「あぁ。悪りぃ。 偶然、通り掛かって。 そんな冷酷な奴よりも もっと良い奴いんじゃね? 多分、そいつに時間掛けても 無駄だぜ?リサちゃん。」 オレは二人を眺めながら 咄嗟にそう言い放って。 「…あぁ。それがいい。 そんなに泣くのでしたら 彼に慰めてもらっては如何です?」 奴が淡々と言い放った言葉に リサちゃんは右手を 振り上げて払った。 「っ…最低!!」 平手打ちの音が響き リサちゃんは走り去っていく。 ・
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