第八章 ~ 孤独な闘い ~

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『法の番人・弱者の味方』が キャッチフレーズの筈の 弁護士が経緯を話したオレに 気まずそうに口を開いて 「…なぜ、ですか…」 中年の弁護士は 頭をポリポリ掻いて 溜息を吐いた。 「この病院はね… 色んな所に顔が効くから。」 色んな所に顔が効く それは権力的な話か? 「政治家とかお役人… ほら、元々そっち系列から 建てた病院でしょ? 昔は相当な資産家で 政界にも金をバラ撒いてて その頃からのパイプが 根強く残ってるって、噂。」 ・
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