第八章 ~ 孤独な闘い ~

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そう話す弁護士にすら オレは苛立ってきて。 「もう10年くらい前かな… 知り合いの同業者が 同じケースの依頼を受けて 訴訟を起こした事があって…」 弁護士は言いにくそうに 酷く、顔を顰めた。 「…どうなったんですか?」 オレの問い掛けに 再び、溜息を吐いて。 「敗訴になって… 逆に名誉棄損で訴えられて 依頼人も弁護士も… 巨額な負債を 負わされたって話です…」 被害者の哀しみも 理解しようともせずに 逆に名誉棄損、だと? ・
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