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暁臣はナイフを
腰元に納めて隠し
オレの腕を掴んだ。
「っ…離せ!」
叫ぶオレを完全に無視して
暁臣は病院の正面入口から
足早に歩を進めていく
「っ…離せよ!!
離せっつってんだろ!!」
叫ぶオレを周囲の人間は
白い目で眺めていた。
暁臣は構わずに
病院の敷地の外へと
オレを強引に引っ張って
「…犯罪者になるつもりか」
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