第九章 ~ 復讐の狼煙 ~

16/19

5959人が本棚に入れています
本棚に追加
/225ページ
暁臣の顔を直視すると その瞳には… 怒りと憎しみ 何かを悔いるような 悶絶の色が見えてーーー 「…俺にも… 守りたかったモノがある… 『離れても幸せであればいい』 そう願った存在がいる…」 自分を責めるように 眉を寄せて その表情を苦悶させる ーーー暁臣 「俺はこれから先… そいつの為に生きる」 こんな暁臣は初めてで そんな言葉を口にした 暁臣は今まで見てきた中で 一番、『人間らしい』気がした 「…暁臣…」 ・
/225ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5959人が本棚に入れています
本棚に追加