最終章 ~ 妹へ ~

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美幸ちゃんの後ろから 入店した暁臣が 立ち話をする彼女に 静かに寄り添って。 「相変わらずベッタリだな」 オレが突っ込むと 暁臣は素知らぬ顔で 美幸ちゃんの肩を抱き 引き寄せたまま頭を撫でる。 「いーんだよ。 もう俺の嫁さんだから」 「あ。報告遅くなりました。 先日、籍を入れてきました」 入籍の報告に来てくれた 暁臣と美幸ちゃん。 この二人を見ていたら 何とも言えないような ツッコミたいような…。 大学時代からの暁臣を 知る人間の一人として 色々、複雑だ。 ・
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