最終章 ~ 妹へ ~

7/11
前へ
/225ページ
次へ
「ほら、座れ。 キツくなったらすぐ言え」 「大丈夫だってば。 今日はそんなに キツくないんだから」 暁臣は美幸ちゃんに カウンターの椅子を進め 彼女は口を尖らせながらも 椅子に腰掛けて… 「油断すんな、アホ」 「今の暁臣の方が アホっぽい。」 美幸ちゃんに突っ込まれれば 暁臣は拗ねるように 表情を変化させる。 暁臣のこんな顔を拝めるとは 出会った頃には 想像出来なかった事だ。 ーーー人間って変わるんだ ・
/225ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5962人が本棚に入れています
本棚に追加