第二章 ~ 冷酷な悪魔 ~

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………なんか。 コイツ、スッゲー環境で 育ってきたのかもしれない。 奴の優等生の印象が 180度、変わって。 「…お前の言うところの “好きな女と気持ちいいセックス” なんてのは… 俺には想像できねーな。」 呆れたように そう吐き出した奴は 人を好きになった事が 無いのかもしれない。 「…そうか?」 藤堂暁臣はオレに 顔を向ける事はなく 小さく息を吐いて… 「…“好き”…とか… そういう感情は 俺には分からない…」 ・
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