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「医学部は6年だろ。
お前、あと2年も通うのか…」
「普通にそうなりますね。」
大学4年、22歳。
暁臣と知り合って1年。
夏の終わり。
大学構内の学食で
分厚い専門書から
全く目を離さない暁臣に
オレはトンカツを
頬張りながら問い掛けて。
オレは運良く就活に成功し
残りの大学生活は
卒論等を残すのみとなって。
あの暁臣との会話から
奴ともよく一緒に
過ごすようになっていた。
まぁ、皆平等に接して
周囲と馴れ合わない暁臣に
オレが勝手に
纏わり付いてる感じ?
「お前、今日のメシは?」
「毎度、言ってますが
人に見られながらですと
食が進みませんから。」
暁臣はオレの正面で
長い脚を組み
書物に視線を落としたまま。
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