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暁臣の言葉に
オレの心臓がドクン、と
音を立てて…
平静を装いながら
またトンカツを口に運んだ。
あぁ…。
いや、もう分かってたけど。
こいつは、大病院の次男坊。
それなのに、チヤホヤされて
甘やかされるような
環境で育った
根っからの優等生じゃない。
そこに…
暁臣が一切、語らない過去に
『何』があったのか。
知りたい、と思う気持ちと
触れてはいけない…
そんな葛藤の狭間。
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