第三章 ~ 妹と友達 ~

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オレはお冷の水と共に 言葉を飲み込んでから 普段通りに口を開く。 「元ヤンが更生して 医者の道に進む、とか。 そういうギャップ 女子の好物だけどな。」 「元ヤン、ではなく 周りがそんな雰囲気だっただけ、 と言う事にしといて下さい。」 「なんだよ、そりゃ。 言い方変えても 意味は変わらねーよ。 あ。そういや… お前に泣かされた女が オレに泣き付いてくんだけど?」 オレが冗談混じりで 暁臣に言うと 奴は呆れたように 溜息を吐いた。 「後始末は頼んでませんが。 “その後”、何が起こっていようと 私は責任持ちませんから。」 ・
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