第三章 ~ 妹と友達 ~

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「ごめん、お兄ちゃん。 彼、今日は用事があるって… 元々、今日はそう言われてたの」 店内に着くなり 申し訳なさそうに そう告げる妹・カヨに オレは眉を下げた。 「いや、オレも急だったからな。 こっちこそ、悪かったな。 メシは食ったのか?」 「…うん…」 オレの言葉に なぜか複雑そうな顔で カヨは小さく応えて。 「どうした?」 「…最近…彼にずっと… 会えてないの… 約束しても急用入った、って 断られてばっかりで…」 ・
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