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『彼氏』と説明された男は
カヨの存在に気付いても
言い訳して取り繕う事もしない。
こっちが本命?
あっちが本気?
ーーーヤバイ。
これは予想外の修羅場か!?
そう思いながら
ふいにカヨを見下ろせば…
目に涙を浮かべて
力一杯、唇を噛み締めていて。
その顔を見た瞬間に
頭にカッと血が昇って。
「…おい。
待て、そこのスケコマシ。」
オレの中でプツンと
ーーー切れた。
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