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「あ、あんた誰だよ…?
あんたこそ、カヨの…」
町田とオレには当然
面識なんか無いんだし。
このバカは単純に
オレをカヨの浮気相手とでも
思ったんだろ。
「残念だなぁー。
町田くんがこんな風に
女の子を弄んで
平気な顔する男だったなんてー。
その女の子も遊びかなー?」
オレは街中の歩道で
人の行き交う日曜の夕方に
大き目の声で言い放った。
「何、どういう事?」
周囲の視線はオレ達に集中し
町田は手を繋いだ女の子を
見た瞬間、ギョッとして。
その女の子は町田を
ギロリと睨んでる。
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