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あぁ、やっぱダメだ。
あんな男、ダメだ。
町田が逃げ去った街中で
男同士の絡みは
やはり注目を受けていて。
間近で見ているオレすら
思わず口をアングリ開けていた。
「オミさーん。
また変に目立っちゃって。
矛先を自分に向けて
後で変な噂が
立つかもしれませんよ?」
矛先を向ける?
オレ達の背後から
聞こえてきた声は
男にしては高い声で。
振り向けば格好は男なのに
女みたいな顔した奴が
腕を組んで暁臣に
口を尖らせている。
その女みたいな顔した
男の言葉に
オレは目を見開いて。
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