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内気で大人しかった妹が…
恋しただけで
こんなにも積極性を発揮して
キラキラ輝くなんて。
「…カヨ。
暁臣のどこに惚れたんだ?
喋ってもいねーのに。」
実家からの差し入れの
唐揚げをタッパーから
皿に移し替えるカヨに
オレは問い掛けて。
「ど、どこに…って…
それは…その…
ミステリアスな所…とか…」
ミ、ミステリアス…って。
確かに大学内でも
暁臣のプライベートは
謎に包まれてるけど。
本音が分からない男って
女は気になるらしいし。
真っ赤になりながら
口籠もるカヨは
暁臣を思い浮かべただけで
胸が高鳴るのだろう。
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