第四章 ~ 悪魔の傷痕 ~

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「でもね、気になるの。 思い出してしまったら… 考え出したら、会いたくなる。 私、諦められない。」 こんなに真っ直ぐに 言葉を向ける子だっただろうか。 オレの後ろを付いてくる 内気な妹だったのに… 「だからね… 少しでも近付いていって いつか私を“好き”だって 言ってもらえたら… きっと死ぬ程、嬉しい。」 そう言って笑うカヨは 前向きで輝いてる。 こうまで変えてしまうのは やはり、恋の力なのか。 ・
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