第四章 ~ 悪魔の傷痕 ~

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「恋じゃねーと思うけど。」 暁臣の自覚無しの慕情に 思わず突っ込みたいけど。 『感情が追い付かない子供』 暁臣が自虐的に告げた 我が身の成り立ちを思えば 強制は出来ないと思った。 また、熱くて苦しい… 「…アツ。」 そう呟いた暁臣が 湯船からバシャっと立ち上がり。 「お前、のぼせてんじゃね? 顔、茹でダコみてぇ。」 「…そう…かも…」 熱くて苦しいのは 湯当たりのせい? いやいやいやいや。 ーーーそんな訳ねぇ。 ・
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