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「そう言われてもな…
暁臣とマトモに話した事も
顔を合わせた事もねーのに。
アイツに夢見てんなら
やめといた方がいいって
忠告してるだけだよ。」
ワイシャツを脱ぎながら
呆れたように言うと
カヨは唇を噛み締めて。
「夢、見たっていいじゃない。
町田くんよりも誠実な人よ。
差し入れだって…
ちゃんと食べてくれてるし。」
…あぁー。
それは全部、オレが
食べてるんだけど。
カヨの言葉に
内心、心が痛みまくり。
「…じゃあ、言うだけ
言ってみれば?」
「そうするわよ!!」
カヨはそう言い捨てて
アパートから飛び出して行った。
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