第五章 ~ 悪魔の優しさ ~

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「そう言われてもな… 暁臣とマトモに話した事も 顔を合わせた事もねーのに。 アイツに夢見てんなら やめといた方がいいって 忠告してるだけだよ。」 ワイシャツを脱ぎながら 呆れたように言うと カヨは唇を噛み締めて。 「夢、見たっていいじゃない。 町田くんよりも誠実な人よ。 差し入れだって… ちゃんと食べてくれてるし。」 …あぁー。 それは全部、オレが 食べてるんだけど。 カヨの言葉に 内心、心が痛みまくり。 「…じゃあ、言うだけ 言ってみれば?」 「そうするわよ!!」 カヨはそう言い捨てて アパートから飛び出して行った。 ・
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