カセイフのいる朝

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カ「ぼっちゃま… 朝ですよ おはようございます」 ――ガバッッ! とマコトは跳ね起きた カ「お目覚めに温かい飲み物を用意いたしました」 マコトはまだ寝ぼける頭をぶんぶんっと振る そしてカセイフをじっと見る マ「…昨日のあれは夢じゃなかったのか…」 カ「え?何でございましょう?」 マ「…いや、何でもない ――もらう、これ何だ?」 マコトは差し出されたマグカップを手にする カ「白くて、熱くて、トロッと濃厚で… ぼっちゃまの昨日のアレ のようですが、ホットカルピスでございます」 マ「――っ、やっぱりいらん!! つうか、おまえもいらん!! 帰れ!」 カ「ぼっちゃま…! いいんですか、そんなこと言って…!」 カセイフは目に涙を溜める カ「ぼっちゃまのあの画像 わたくしのパソコンに自動的に転送されてしまっていたようです…! しかもわたくし、保護かけてしまいました…! そしてその解除の仕方がワカリマセン…!」 マ「マジか……!」 ガ――――ン とマコトはショックを受ける
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