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登山道をひたすら二人は歩いた……。
「なんか……、
スゴい山道だね……。」
人一人通れるが、
時々蜘蛛の巣に、
引っ掛かる!?
「いやぁ~!?
また蜘蛛の巣!?」
恵はウンザリした声で叫んだ!
美崎は、足元の木切れを拾って、
前につきだしながら、
木切れの先を円を描くように、
グルグル回し始めた!
「これで大丈夫!
行こっ!!」
「はいはい……。」
「時々……、切られた枝とか落ちてるね……。」
「切り口が、刃物で切られた感じ……。」
葉っぱは、まだ萎(しお)れていないから、新しそう……。
「こんな山に登る物好きさんが、
いたのねー!」
私たちより先に……。
「うん!」
さすが知るひとぞ知る山!!
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