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随分登った……。
緑の木々に埋もれたような小屋を見つけた……!
「もうし、娘さんたち……。」
「ひゃっ!!」
「わっ!!」
いきなり、
声がして、
私たちは、驚いた!!
振り返ると、
眼鏡をかけたサザエさんの波平(なみへい)さんみたいな頭の、
白髪のおじいさんが、
立っていた。
どこから現れたのかしら?
と、考えていたら、
「あー? なんだ、おじさんか~、
ビックリした~!
で、なんです~?」
と、恵が答えた。
「この山は、
女人禁制じゃ、
お嬢さんがたは、
この注連縄(しめなわ)の先には、入る事はできん!」
すると、恵ったら、
プチキレちゃって、
「あ~? なんで~!?」
私は、ちょっぴり、
恵に着いてきてもらった事を後悔した。
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