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「申し訳ありませんが、そろそろ」
「あぁ…うぃうぃ」
「では、あなたが今から行く世界の名前はヴァラティエ…あなたが元居た世界とは違い科学ではなく魔法がある世界です」
うん。なんとなく分かってた
不思議な力がうんぬんって辺りで
―――――
その後、簡単な説明を受けたあと急に神様が俺を抱き締めてくる
粋なり過ぎてテンパったのは秘密だ
「元居た世界とは勝手が違うでしょうが、新たな人生に幸があることを祈ります」
そんな俺を気にせず抱き締めたまま神様がそう言うと俺の意識はそこで途絶えた
神様のかほりと胸の感触を脳にしっかりと刻み込みながら
―――――
「あ…お体の方でいくつか大事なことをお伝えし忘れてしまいました。…大丈夫でしょうか?」
そう一人になった空間で神様は呟いた
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