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自身の身体が傷付く事もいとわず、戦うエルドを前に、シャーノとベルネは必死に掛ける言葉を捜していたが、未だ見つけられずにいた……。
そんなエルド達の前に現れたのは、ベルトルス砦にてエルド達を罠に嵌め、すっかり教団側となったユークであった。
そこでユークは、国王を暗殺すると言う衝撃の言葉を発する。
止める術は、同じく大会に出場して優勝を食い止めること。
スイフスブルクまでたどり着き、そこでフェンデリックと再会するが、状況は一刻を争っていた。
教団の罠だと言うイルザに対し、乗り越えるとエルド。
そんなエルドはユークと少しの会話をし、彼が完全に変わってしまった事、そして謎のハルー人の女性と出会う。
フェンデリックの協力の下、エルドとシャーノの両名は、危険な闘技大会へと出場する。
そして始まった一回戦で、とうとうエルドは完全に自分を見失い、暴走してしまう。
しかし直前のユークの事、そしてやっと放たれた仲間からの言葉により、仲間の大切さを知り、自分を取り戻した。
ルーカスはルーカス。そして、自分は自分。
完璧でなくても、仲間に頼れば良かったのだと。
しかし一方で危険な大会の運営は、シス教団が絡んでいると予想したイルザの考えは、的中してしまうのであった。
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