これまでのあらすじ

12/13
前へ
/20ページ
次へ
ユークはそんなシャーノの言葉でさえ拒絶し、しかしセシエを護った。 それは自信が言葉にした、ハルー人は道具であるとの事に相反するものであった。 エルドはそんなユークを前に、剣を収める。 それこそがエルドの甘さであり、だがこの世界の人が見習うべき善意であった。  一方フェンデリック達と女性陣は、予測通り国王がシス教徒に襲われている所へ遭遇する。 苦戦するが、ルティエの精霊術により状況を打破、フェンデリックの実父で、軍隊長であるソランの救助にも成功する。  そして会場。 数多の人の思いを感じ取ったセシエは、とうとう混乱状態に陥ってしまう。 作戦失敗を悟ったユークはセシエを庇い、メイリスの援護の下撤退。 しかしエルドは、自分達が教団に対抗する限り、また敵対すると確信していた。  国王を救った事により、エルド達は結果的に国王との会談の機会を得る。 少しだけ有名になり、それ故か王国の監視を受けるエルド達。 そして始まった国王との会談。 ルティエは自身の思いや、教団の真実を必死に訴える。  しかし国王からの答えは、ある意味で予想できてしまっていたものであった。 ラインドヘルム王国とシス教団は表裏である。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加