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ユークはそんなシャーノの言葉でさえ拒絶し、しかしセシエを護った。
それは自信が言葉にした、ハルー人は道具であるとの事に相反するものであった。
エルドはそんなユークを前に、剣を収める。
それこそがエルドの甘さであり、だがこの世界の人が見習うべき善意であった。
一方フェンデリック達と女性陣は、予測通り国王がシス教徒に襲われている所へ遭遇する。
苦戦するが、ルティエの精霊術により状況を打破、フェンデリックの実父で、軍隊長であるソランの救助にも成功する。
そして会場。
数多の人の思いを感じ取ったセシエは、とうとう混乱状態に陥ってしまう。
作戦失敗を悟ったユークはセシエを庇い、メイリスの援護の下撤退。
しかしエルドは、自分達が教団に対抗する限り、また敵対すると確信していた。
国王を救った事により、エルド達は結果的に国王との会談の機会を得る。
少しだけ有名になり、それ故か王国の監視を受けるエルド達。
そして始まった国王との会談。
ルティエは自身の思いや、教団の真実を必死に訴える。
しかし国王からの答えは、ある意味で予想できてしまっていたものであった。
ラインドヘルム王国とシス教団は表裏である。
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