7人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
その事実を知ったうえで、今後の自分の身の振り方を悩むエルドの前に、教団の刺客が立ちはだかる。
ギュストとユーギス。
二人の教団幹部との戦いの中で、己の中で湧き起った思い。
そしてルティエは、そんなホマル人のエルドを信じた。
しかし戦闘の後、エルドは戦いに恐怖を感じ、一度は逃げ出そうとしてしまう。
そんな彼の目の前に現れたのは、逃げ付いた先に辿り着いた、ソラーシャに暮らす少女、ベルネ・ミンシアであった。
ひょんな事から彼女に猫探しを手伝わされるエルドだが、そこで自分の成すべき事を、次第に見つけていく。
逃げる猫を追いつめ、見事盗賊団を撃退したエルドに対し、ベルネの父親であるケーニッヒから、彼女の母親を失った過去を知らされる。
教団により傷付く人はベルネの様に世界中に多くいる。
エルドはこれ以上悲しむ人を作らない為にも、教団と戦う事を決意し、ベルネを旅の仲間に加える。
そしてルティエは、セウィドに存在する唯一の国家、ラインドヘルム王国の王、オルガ・リュッセルに会う旨を伝え、エルド達と共に王都を目指す。
その道中で立ち寄った喉かな村、ルド村。
そこでエルド達は、シャーノの旧友ユーク・ランドと出会う。
シャーノの恋人を失った過去と、世界に対するユークの思いを知ったエルドは、彼の考えに同調する。
最初のコメントを投稿しよう!