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しかし、繰り返しの激しい戦いと、押し寄せる大きなプレッシャーに、エルドは再びを自己を見失いそうになってしまっていた。
イルザはそれを見抜くが、敢えて多くを語らず、エルドに対して考える時間を与えた。
紆余曲折の後、やっとの事で王都リアレーオに辿り着いたエルドとルティエ達。
しかし簡単に世界を統べる国王に会える筈も無く、またしても足止めを喰らうエルド達。
立ち止まってしまった一行はベルネの提案により、気休めの王都観光をする事になった。
故郷に暮らす両親に手紙を出したエルドは、変わりつつある自身の変化を実感する。
そんなエルドを都市の図書館に誘ったシャーノ。
調べるのはルティエの召還した精霊の事についてであった。
お伽噺に存在した四大精霊、イフリート、ウンディーネ、シルフ、ノーム。
彼らは世界を救ったとされるが、あくまで史実は、絶対神シスが世界を創っただけのものでる。
シャーノは推測だが、そこからもう二体の精霊もルティエが召還できると予測するが、精霊を使役していた者の情報までは、分からなかった。
調べ物の途中、図書館を、突然の悪意が襲う。
ザルム線列車で、エルドとルティエを襲撃したシス教徒が、再び現れたのである。
武器を都市に入る前に没収されていたエルドとシャーノだが、丸腰で果敢に教徒に立ち向かう。
がしかし、教徒の放つ奥義を前に、次第に追いつめられてしまう。
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