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平日の昼間とあってか、ホテルの部屋は半分以上空いていた。
不本意ながらもこんな場所へ来てしまった事を後悔したが、体だけは正直だから・・・。
重力に逆らい隆起した股間を庇い、凜子の手を引きホテルの部屋へと入って行く。
部屋に入って間もなく、凜子はシャワーも浴びず俺の背中にぴったりとしがみ付いて来た。
「ごめんね・・・?」
甘い香りを漂わせ、自分の身勝手を反省するかのように体を寄せる凜子。
昔の俺なら簡単に手を出していた。
だけど、今は・・・。
「何もしねぇよ?」
「えっ・・・?」
「ただ・・・、あのままじゃ危ないから。
車を停める場所を探してここに来ただけだ。」
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