血と涙と心の刃

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しかし俺の脳は働いてくれず、アドレナリン不足が続けば体も萎えてしまう。 無駄な行為を30分程続けた。 だけど状況は全く回復しなくて・・・。 「もう、いいよ・・・。」 諦めたのは凜子だった。 今の俺は昔と違う。 そう悟った彼女は、俺の肩を押しベッドからゆっくりと起き上がった。 「無理しないで・・・? 私がワガママを言ったばっかりに・・・ごめん。」 凜子は何も悪くない。 こんな状況下でも働けない俺が最低なんだ・・・。 「いや・・・。 俺の方こそ・・・すまない。」 無言のまま服を着る。 こんな場所で裸になっておきながら、俺は凜子に何もしてやれなかった・・・。
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