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「いや・・・。全然。」 本当はサッカーをやりたい。 だけど今俺が置かれている現状下では、自由に行動する事さえもままならなくて・・・。 「えー!何で!?」 「まぁ、色々あるのよ・・・。」 凜子は不思議そうに首を傾げている。 サヌールから日本に戻り、看護学校に通い始めてからも俺は、ずっとこの街でサッカーを続けていたはず。 繭李にせがまれ家を留守にできなかったから仕方ない。 そう言い訳をして、ここ半年くらい、俺はサッカーチームの練習に顔を出さなくなった。
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