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「あ・・・?あれっ!?」 思わず声のする方に視線をやった。 そこには若い男女が3人で談笑する様子があり、そのうちの1人は携帯電話を耳に当てている。 ―――「雄哉さん、お疲れ様ッス! こんな時間にどうしたんですか?」 耳元で大きく、店内の雑踏に紛れて小さく聞こえる昂太の声。 彼はまだ、俺が同じ店内にいる事を気付いていないのか・・・? 「いや・・・、悪い。 間違えて掛けただけだ・・・。」 適当な言い訳。 しかし昂太はおもむろにこちらを振り向き、俺の姿を見つけて「あっ!」と声を漏らした。
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