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―――「ちょっ・・・!
なんでここにいるんスか!?」
驚きながらも嬉しそうに、昂太は携帯電話を手にしながら俺の方へと近付いてくる。
俺と同じテーブルには凜子。
昂太が移動した事によって、彼の連れは俺のいるテーブルへと視線を向けた。
「・・・ッ!?」
目が合った瞬間、心臓の鼓動が激しさを増した。
全身が身震いし、この後の修羅場を想像しただけで家に帰りたくなくなる。
「お前・・・、なんで・・・!?」
俺の姿、そして向かいに座っている凜子の顔を彼女はしっかりと捉えていた。
不敵な笑みを浮かべ、この場では本心をひた隠しにしている。
だけど家に帰れば、きっと不満が爆発して・・・。
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